離乳食を食べてくれない！そんな時はどうしよう？

生後５～６ヶ月になると、ついに始まる離乳食。ベビー子育て中のママにとっては、育児をしていく中で、悩みが多くなる問題のひとつですね。

やはり多くのママがぶつかるのが、離乳食を食べてくれない問題。

せっかく作っても、全然食べない。口から吐き出したり、べーってされたり、ぐちゃぐちゃにされたり。食材を変えたり、あの手この手で食べさせようと試みても、みごとに玉砕。

時間と手間をかけても、全然食べてくれないと、ママのメンタルもだんだん崩壊してしまいますよね。

赤ちゃんにとっての初めての食事となる離乳食。食べてくれないときは、どうすれば良いのでしょう。

離乳食を作るママとしては、せっかく作ったんだから食べてもらいたい！と思うのが当たり前ですよね。

でも、離乳食の本来の目的は母乳やミルク以外のものから、栄養をとれるようになるために、食べる練習をしているのです。

「食べて栄養をとる」のではなく、「食べることを学んでいる」期間なんです。

だから離乳食初期～中期にかけては、食べる量についてはあまり気にしなくても大丈夫！

食べる量ではなく、色んな食べ物の味や舌触りを覚えさせて、それを噛んだり、呑み込んだりすることが出来るようになるために、段階を踏んで離乳食を与えているのですから、食べてくれなくても仕方がない。吐き出したりするのも当たり前。だって、そうやって少しずつ食べ方を学んでいくんですもの。

ですから、「これだけの量を最後まで食べさせなきゃ」とは思わずに、一口でも食べれたらエライ！昨日より少し食べられたらスゴイ！それくらいの、ゆるーい気持ちで取り組んだほうが、ママの気持ちも楽になりますよ。

離乳食の本やサイトなどを見ると、食べる量の目安はこれくらい…と記載してあるので、どうしても全部食べてもらおうと頑張りがちですが、全部食べられなくたって、全然問題はないのです。

離乳食後期になっても、なかなか食べてくれない赤ちゃんや、今まで食べていたのに急に食べなくなってしまうケースもありますね。

離乳食に慣れてくると、赤ちゃんにも少し自我が出てきて、「これは食べるけど、こっちはイヤだ」とか「ママに食べさせてもらうんじゃなくて、自分でやりたい」とか、様々な理由で食べなくなることがあります。

そんな時、一回の食事で用意したメニューを全部食べなくても、例えば朝はお米だけを食べて、昼は魚だけを食べて、夜はにんじんだけを食べたなら、１日トータルで見たらバランス良く食べられてる！じゃあOK！！そんな考え方でも大丈夫ですよ。もっと長い目で見るならば、昨日は１日トータルでお茶碗半分くらいの量しか食べなかったけど、今日はお茶碗一杯半食べられたからOK！とか。

一回ずつの食事を全て食べきることにこだわらず、１日とか、数日とかの長いスパンで見ると、意外とバランスがとれているものです。

食べ物をぐちゃぐちゃにしてしまうのも、この時期によくあること。決してママを困らせるためにやっているのではなく、「自分で食べたい」「触ってみたい」という欲求が出てきて、手でつかんでその感覚を楽しんでいるんです。

ぐちゃぐちゃしたあとに食べてくれればいいですが、散々ぐちゃぐちゃにして、ポイっと捨てられると、ママもへこんでしまいますよね。

ある程度好きに触らせて、遊びに変わってきたら、もう食べてもらうのは諦めて、潔く撤収しちゃいましょう。ダラダラと食事時間を長く続けても、結局食べずにママが疲れてしまいますもん。

赤ちゃんにとっての初めての食事。ママは手作りのものをきちんと食べさせたい！と頑張りがちですが、せっかく頑張って作っても、食べてくれない日が続くとストレスになってしまうこともありますよね。

そんな時は、市販のベビーフードに頼っちゃいましょう。ママが作ったものじゃないなら、食べてくれなくても悲しくならないし、もしかするといつもの離乳食と違うから、目新しくて食べてくれるかもしれません。

BFに頼ることは決して手抜きでも何でもないのですから、手軽で便利なものは是非利用しちゃいましょう。

食事って楽しい！と赤ちゃんに感じてもらうには、ママが笑顔で一緒に食卓にいるのが一番です。「今日も食べてくれなかったらどうしよう、」と不安を感じたり、「今日こそきちんと食べさせるぞ！」と力みすぎてしまうと、赤ちゃんにとっての楽しい食事ではなくなってしまうので、「ちょっとだけでも食べてくれたらいいな♪」と考えて、肩の力を入れすぎずに、離乳食時期を乗りきって下さいね。

時期がくれば、いつかきちんと食べてくれる日が必ず来ます。

今は「食べる練習の時期」と考えて、食べない赤ちゃんに落ち込んだりイライラしたりせずに、楽しい離乳食タイムを過ごしてくださいね。