3歳のイヤイヤ期!癇癪がひどいときは?

育児
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巷では魔の2歳児、悪魔の3歳児などと言われますが、2歳頃からはじまる「イヤイヤ期」も、3歳になるとさらに手強くなってきます。

2歳の時も大変だったけど、3歳の今に比べたら可愛いものだった…(3歳児ママ)

え!?今めっちゃ大変なのに、これ3歳になっても続くの!?(2歳児ママ)

そうなんです。2歳のイヤイヤも手強いですが、3歳のイヤイヤ期は更に手強い…。

今回はそんなイヤイヤ期の中でも、特に厄介な癇癪をおこすケースについてです。

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癇癪(かんしゃく)とは

子供の成長過程のひとつで、大きな声で泣いたり、激しい奇声を発したりする状態で、個人差はありますが、だいたい2歳頃から4歳頃によく見られます。

癇癪を起こすと、

  • 泣きわめいて叫ぶ
  • ひっくり返って泣きわめく
  • 物を投げたり、人を叩いたりする

といった行動をすることが多いですね。

泣き叫ぶ子どもを見ていると、「なんでそんなに泣くの?どうして早く泣き止まないの?」とママもイライラしちゃいますね。

癇癪の原因は?

では、癇癪をおこす原因とは、どのようなものなのでしょうか?

  • 言葉がまだ上手に話せないため、自分の気持ちや要望をうまく伝えられない。
  • 身体能力もまだ未発達な為、やりたいことが思うようにできずに、イライラしてしまう。
  • 怒りやイライラを、どうしていいか自分でも分からず、大きな声を出したり物に当たることで感情を表現している。

癇癪を起こす理由は1つではありませんが、根本は自分の思い通りにいかないときです。

癇癪をおこした時の対処法

癇癪を起こす頻度も、その表現方法も、子供によって個人差があるので、癇癪を起こさないようにするのは正直なところ難しいですよね…。なので、実際に癇癪をおこした時に、その子の感情表現をしっかり受け止めてあげることが大事です。

私が実際にやってみて、これは良かった!これはダメだった!という体験の元での対処法です。すべてのお子さんに当てはまるわけではないでしょうが、こんなやり方もあるのね~と、参考程度に見てくださいね。

落ち着くまで見守る

いったん癇癪を起こしてしまうと、子供自身も自分では止められなくなることがあります。そうなると、気持ちが落ち着くまでは、ママがどんな言葉をかけても全然耳に入らず受け止められません。声をかければかけるだけ逆効果になることも。そうなったら、物を投げたり自分を傷つけたりといった危険がないように、近くにいながら、そっと見守ってあげるしかありません。

落ち着いてからどうしたかったのか聞く

気持ちが落ち着いて、話ができる状態になったら、「どうしたかったのかな?」と子供の気持ちに寄り添って一緒に考えてあげる。まだうまく言葉に出来ないお子さんの場合は、ママが「今はこれがやりたかったんだね」と気持ちを代弁してあげると良いです。

その上で、物を投げたり叩いてしまった場合は「今度からはやらないようにしようね」ときちんとお話するようにしましょう。癇癪を起こしている最中は耳に入りませんが、落ち着いてママが気持ちを理解してくれている安心感の中で話せば、子供もきちんと聞いてくれますよ。

無視しない

子供の癇癪がはじまると、ママもイライラして「もう知らない!!いい加減にしなさい!」と、その場を離れたくなることもありますよね。ちょっと離れて気持ちを落ち着かせる程度なら良いですが、長時間放っておいたり、癇癪を起こす度に無視してしまうと、子供が伝えたいことをママは聞いてくれないと感じてしまうかもしれません。自分の気持ちを伝えても無駄なんだと思い込んでしまうのは、とても悲しいことなので、イライラをぐっと抑えて、見守ってあげて欲しいです。

ママはいつでも味方でいてくれる、という安心感を与えることで、少しずつ癇癪を起こす頻度も少なくなってきます。

イライラして怒らない

大きな声で泣き叫ばれたり、物を投げたりされると、ついママも「コラー-ッ!!」と大きな声で怒りたくなってしまいます。

ついカッとして、声を荒げてしまいますよね…私も癇癪がはじまった当初は、イライラしてつい大きな声で怒ってしまいました。

でも、これは本当に逆効果。ママが大きな声で怒れば子供の泣き声も大きくなるし、怒れば怒っただけ癇癪の度合いが酷くなる一方。火に油を注ぐだけなのです。

もちろん物を投げたり人を叩いたりするのはいけないことだから、それについて叱る必要はあるけれど、あくまでも癇癪がおさまって落ち着いてからの話で、癇癪を起こしている最中は、ママは怒らず冷静に見守っていきましょう。

ぎゅっと抱き締める


私はとにかく、癇癪を起こされたときは「大丈夫だよ」と抱き締めるようにしています。

言葉はかけずに抱きしめてあげてもいいと思います。抱き締めたり、手を握ったり背中をトントンとさすったり、スキンシップをすることで、心がほぐれて早めに落ち着きやすくなります。

あまりにも癇癪がひどい場合は専門機関に相談も


癇癪があまりにもひどく、どう対応したらいいのか困り果ててしまったら、ひとりで抱えたり悩まずに、子育て支援施設センターや医療機関などの専門機関に相談してみるのもひとつの手です。ひとりで抱え込むと、ママもどんどん気持ちが塞がってしまいますが、相談する人や一緒に考えてくれる人に、第三者の目線からアドバイスを貰うことで、少しでも気持ちが軽くなるかもしれません。

頻繁に長時間の癇癪が続いたり、物を投げたりするだけではなく、自傷行動を行うなど子供自身の身体や精神に危険を伴うような時などは、発達障害などの診断が出ることもありますので、医療機関への相談も選択肢の一つだと思います。

でも、癇癪=発達障害と、過度に心配はしないで下さいね。

癇癪はなおるの?

長時間泣き叫ばれたり、ところ構わずひっくり返って駄々をこねられたり、物を投げつけられたりするのが続けば、ママだってイライラしたり感情的になってしまうのも当たり前です。

でも魔の2歳児、悪魔の3歳児という言葉の次には天使の4歳児があるように、4歳を過ぎる頃から遅くても5歳くらいまでには、あんなに癇癪がひどかった子供も、気がつけば落ち着いて来るようになります。

身体や言葉の成長過程で、うまく欲求を伝えられなかった子供も、成長するにつれて出来ることが増えるようになり、それに伴って癇癪もなくなってきます。

いつかやってくるその日までは、なるべく子供の気持ちに寄り添いながら、ゆっくりと見守っていきたいですね。

そうは言っても、気持ちに余裕がないときは、ママだって、ついイライラしています。イライラしちゃった時には…こちらの記事もおすすめです

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