子供の「これ何」「これなぁに？」いつまで続く？

子どものお喋りが上手になってくると、やってくる「これ何？」「これなぁに？」攻撃。言葉の成長はひとそれぞれなので、必ずいつから始まるという決まりはありませんが、だいたい2歳半頃になると始まる子が多いでしょうか。

お散歩に出ると、ひとつひとつ立ち止まっては「これなぁに？」「これは？」「これは？」「これ何？」

最初は丁寧に教えてあげているママも、エンドレスに続く「これなぁに？」攻撃に、だんだんと面倒になってくることもありますよね。

言葉が上手に話せるようになり、色んなものに興味が出てきた証拠ですから、なるべく丁寧に付き合ってあげたいとは思いつつも、あまりにも「これなぁに？」「これ何？」が続くと、うわあぁぁ～～！いつまで続くの～～～！と叫びたくなっちゃいます。

子供の「これなぁに？」攻撃は、いったいいつまで続くのでしょうか？

子供の「これなぁに？」はいつ終わるのか

我が家の3人の子供達も、2歳頃から「これなぁに？」が始まりました。そしていつまで続いたのかというと…3歳頃がピークで、4歳くらいには落ち着いてきたように思います。もちろん4、5歳になっても「これ何？」って聞いてくることはありますが、シャワーのように「なぁに」「なぁに」「なぁに」と聞かれ続けるのは3歳がピークではないでしょうか。

とにかく色んなことに興味や関心が芽生える２～3歳頃は見るもの触れるもの全てが新しく、「これなぁに」が止まりませんが、だんだんと知識や言語力が増えていくことで少しづつママに「これなぁに」と質問する頻度は減っていきます。

「これなぁに」が多い子は賢くなる？

「これなぁに」という質問がとにかく多くてママはうんざりする事もあるかもしれませんが、子どもの疑問や質問にママがしっかり向き合うことで、子どもの物に対する興味や関心が高まり、結果として知識が増えていくことになります。

我が家の長男は、とにかく「これ何？」「あれ何？」が激しくて、お散歩に行っても、数歩歩いては立ち止まり「これなぁに？」お店に行っても「これなぁに？」本を読んでは「これなぁに？」…一日中質問され続けていました。

納得するまでは何度も聞きたいんでしょうか。例えばお散歩道で排水溝を見つけた日の事。

「これなぁに？」「排水溝だよ」

「これなぁに？」「排水溝」

「これなぁに？」「排水溝」

「これなぁに？」「は・い・す・い・こ・う！」

「これなぁに？」「だから排水溝～～～！！！」

「はいすいこうって、なぁに？」「えーとね…」

そんなやりとりを、永遠に繰り返していたのです。

でもね、それだけ物事に興味や関心がある証拠なんでしょうか。長男は色んなことをどんどん吸収して、言葉のボキャブラリーも増えましたし、文字を覚えるのも早かったです。現在はもう中学生ですが、成績は非常に良いです。

逆に長女は「これなぁに？」が少なく、そんなに長い期間質問攻めにあった記憶がないのです。しかし、それが全ての理由ではないのでしょうが、ことばを覚える、文字を覚えるなどが少しお友達よりも遅く、そして残念ながら、あまりお勉強も得意ではありません。

物事に興味を持つ、関心を持つことは、とても素晴らしいことです。その興味、関心がたくさんある子は「これなぁに」が多くなり、結果として知識や教養が増えて賢く育つということも考えられますよね。

もちろん、我が家の長女のように「これなぁに」が少ないお子さんが、賢くならないという訳ではありません。子供が聞いてこなければ、ママのほうから教えてあげて、色んなものに興味を持たせるように誘導してあげるという手もありますね。

私はそうしてあげることを怠ってしまったかな…と、すこし反省しております。これから先に期待です！

子どもの「これなぁに」に親はどう付き合うべきか

子どもが「これなぁに」と聞いてくるのは、物事に興味や関心が出てきた証拠ですが、同事に「ママに色んなことを聞きたい。ママと色んなことをお話したい」というコミュニケーションの表れでもあります。

あまりにも「これなぁに」が続くと、忙しいときはちょっとうんざりしちゃうこともありますが、子どもの疑問や質問にしっかりと向き合うことで「ママはなんでも教えてくれる」「ママに聞けば安心できる」という安心感、信頼感が生まれてきますので、ほんのわずかな期間ですから、うまく付き合ってあげて下さいね。

そして、たまには「これなぁに？」と聞かれたときに「なんだろうね？ママは○○だと思うけど、なんだと思う？」と逆に質問してみるのも良いですよ。

すべて答えてあげるよりも子供に逆質問して考えさせることで、子どもの想像力や考える力が増えていきます。

「イヤイヤ期」とほぼ同時期にやってくることも多い「これなぁに」期。子どもの大切な成長過程のひとつですので、浴びせられる質問のシャワーにイライラせず、楽しんで付き合っていきたいですね。