「そろそ2人目が欲しいな」と考えるものの、1人育てるだけでもいっぱいいっぱいで大変なのに、2人になったら大変さは2倍になるんじゃないの?
今、1人目を溺愛しているんだけど、2人目を同じように愛せるのかな?
子育てにはお金がかかるから、経済的なことを考えるとやっていけるかどうか不安。
2人目は欲しいけれど、色んなことを考えると、二の足を踏んでしまい、なかなか決断できずに「まだ2人目はいいかな…」と考えてしまうママもいるのではないでしょうか。
そんな2人目への不安を抱えたママたちの、疑問や悩みにお答えします。
2人目は欲しいけど、一人でも育児が大変なのに大丈夫?
はじめての育児でママは毎日大忙し。
1人でもこんなに大変なのに、これが2人になったら忙しさも2倍!?そんなの無理!…と考えるママも多いと思います。
でも、実際には忙しさは2倍にはなりません。もちろん忙しさが増えるのは間違いないけれど、単純に2倍ではなく、せいぜい1.5倍くらいです。
それは何故かというと、すでに育児を経験しているから。
1人目は初めての育児なのでとにかく必死で手探りで子育てをしますが、2人目は一度経験していることなので、1人目よりは確実に要領がわかっています。
もちろん子供によって性格も成長のスピードも違うので、1人目と全く同じようにはいかないかもしれません。1人目より手のかかる2人目かもしれません。けれど、ある程度の経験と知識がママには備わっていますから、気持ちにも多少の余裕は出てきます。
「今の忙しさが2倍…」と考えると恐ろしいけれど、1.5倍くらいなので乗り切れない辛さではありません。
もちろん産後~1年くらいは怒涛の忙しさではあるのですが、下の子が少し成長してくると、上の子と遊べるようになってくるので、そうなってくると忙しさが一転して、少しだけ楽にもなってくるのです。
年が近い兄弟、姉妹は大変そう
1人目がまだ0歳、1歳くらいだと、「年が近すぎると上の子が赤ちゃん返りしたり、大変そう」と考えるママも多いですね。
年子は大変そうだから、3歳くらいは歳の差を空けたいという意見もよく聞かれます。
我が家は2歳差でしたが、2人目の出産と1人目のイヤイヤ期とトイトレがちょうど重なったので、確かに一時期は大変でした…。
歳が近いと、確かに上の子が赤ちゃん返りをして、2人目のお世話をしようとするママの手をわずらわせるようなことが、どうしても出てきます。
そのような場合は、まず上の子をケアしてあげことが大事です。2人目には少しだけ待っててもらって、上の子を優先してきちんとケアしてあげると、自然と赤ちゃん返りも治まってきますし、あとから上の子が下の子を大事にして、お世話をしてくれるようにもなります。
だって、上の子にしてみたら、今までママとパパの愛情を一人で受けていたのに、突然赤ちゃんがやってきて愛情を奪わてしまうような感覚になるのですから、赤ちゃん返りしたり少しママを困らせることがあっても当たり前のことです。
ですから、上の子を優先してあげることで「2人目がうまれたけれど、あなたのことも今まで通り大切よ」というママの気持ちが伝われば、自然とその愛情は兄弟、姉妹にも受け継がれていくのです。
つい2人目が生まれると、下の子におもちゃを取られても「お兄ちゃんなんだから我慢しなさい」と言ったり、着替えをせがんでも「お姉ちゃんなんだから、それくらい自分でやりなさい」と言ってしまいがちですが、急にそんなことを言われても上の子にとっては、ただ我慢を強いられるだけで訳がわかりません。
「お兄ちゃん、お姉ちゃん」と言うのは、下の子に優しくできた時や、おもちゃを貸してあげたときなど、褒めるときにこそ使ってあげて欲しいのです。
「さすがお兄ちゃん(お姉ちゃん)だね!」と声をかけてあげることで、上の子の自信に繋がり、下の子への優しさが身についていきますよ。
一人とじっくり向き合えなくなりそうで不安
今は1人だから、この子だけに時間をかけてじっくり向き合っているけれど、2人目が生まれるとそれぞれに時間をかけてあげられなくなるのでは?という不安を持つママも。
確かに、時間とママの体力には限りがありますので、2人目が生まれると、1人1人にかけてあげられる時間が少し減ってしまうのは事実です。
けれど、子どもと1対1で向き合う時間というのは、子どもの成長とともにどうしても減っていきます。小さなうちはママと子供だけの世界でも、幼稚園に行ったり学校に行くようになると、友達ができたり、外の世界にも興味を持つようになるからです。
兄弟、姉妹がいると、親子の関わりだけではなく、上の子と下の子との関わりも増えますので、家族の中でコミュニティが出来上がります。その中で、上の子の新しい面、色々な面が見えてくることもあるのです。
1対1でじっくり向き合う時間はちょっと少なくなりますが、同時に兄弟姉妹を交えた新な関わり合い方ができるようになるので、楽しくもなりますよ。
経済的な不安
経済的な負担が増えること。
やはり、これも大きな問題ですよね。
子供が増えると児童手当も増えますが、それは微々たるもの…将来的なことを考えると確かに不安にもなります。
ただ、子どもが小さなうちは、2人目が産まれても、ベビー用品やお洋服は、上の子のお下がりや友達からのお下がりを利用して、新しく購入するものが1人目のに比べると遥かにに少なくなります。保育園・幼稚園~小学校くらいの間も2人目、3人目の割引や補助が比較的多いので、2人目が生まれたから出費も2倍!とはすぐにはなりません。
来たるべき高校、大学のお金がかかる時期に照準を合わせて、小さなうちに準備をしておくことは可能なので、今すぐ経済的に困窮するような心配は少ないかと思います。
1人目と同じように愛せるのか不安
「1人目に手がかかっているから2人目が不安」という意見もあれば、逆に「1人目がこんなに可愛いのに、2人目を同じように愛せるのか?」「愛情が分散されてしまうのではないか?」という不安を持つママもいます。
私も2人目を生むまでは、漠然とした不安もありましたし、過去にこんな風に言われたこともありました。
子どもに注ぐ愛が100%だとして、2人になったら半分の50%になってしまうのでは?答えはNOです。
子どもが2人、3人に増えたところで、愛情は分散されません。
今までは、たった1人に100%の愛情を注いでいたけど、2人目が生まれたら同じように可愛くて愛しくて、100%の愛を注ぐようになります。そしてその愛は上の子から下の子へも伝わり、愛はどんどん倍増していきます。
「同じように愛せるかな?」と心配することのできる優しいママならなおさら、2人目にも同じような愛情を注いでいけるものですよ。
時間には限りがありますから、一人一人に接する時間は一人より二人のほうが減ってしまうのは事実です。でも時間=愛情の深さではありませんので、心配しなくても大丈夫ですよ。
Twitterでも、私のつぶやきに素敵なリプをたくさんいただきました。
宝がわかれるのではなく増える
愛情は1/3ではなく3倍になる
100の愛を割るのではなく掛けていく
皆さんのおっしゃる通り、愛は分散されずに増えるのです♡
とても素敵なことですよね。
こんな素敵な言葉を残してくれたお父様、お母様、お友達……その愛の連鎖は、きっとまたそのお子さまにも繋がっていくことでしょう。
まとめ
2人になっても、大変さは1.5倍!
1人目の子育てに悩んだり苦労すると「この2倍も頑張れない」「また1からやり直すのか…」と2人目の出産に二の足を踏んでしまいますが、一人目での子育ての経験や、上の子ときょうだいの関りが増えることで、実際は思ったほど負担は増えません。
2倍じゃなくて、せいぜい1.5倍!
1人目との関わり合いで助かることも
1人目と2人目の年が近いと、最初はちょっと大変ですが、ある程度たつときょうだい同士で遊んでくれるようになるので、ママが付きっきりにならなくても良くなり少し助かる場面が出てきます。
また、2人目との年の差が4~5歳くらいあると場合は、下の子をあやしたり、ベビーカーを押したりといったお世話係をかってでてくれることもあります。ママがご飯を作っている間、お姉ちゃんが下の子と遊んでくれると、ママとしてはとっても助かりますよね。
2人目にかかる費用も、小さなうちはそこまでの負担はない
経済的な理由も2人目をためらう原因のひとつですが、出産準備に関しては新たに必要なものを買いたすことは少ないです。服やおもちゃなども、お下がりや共有できるものがありますので、1人目よりも費用は抑えられるケースが多いでしょう。
愛情や幸せは分散されずに倍増する!
子どもが増えると、悩みや苦労も増えるかもしれません。でもそれ以上に愛しい我が子が増えることで、子どもに対する愛情は倍増しますし、親子の絆だけではなく、兄弟姉妹の絆も出来上がり、家族の幸せは倍増します。
「案ずるより産むが易し」という言葉がありますが、まさにその通りで、色々と心配しても、実際は思っていたより大変ではないこともたくさんあります。
子どもを愛するからこそ、不安も抱えてしまいますが、心配しすぎないでくださいね。
愛が、どんどん繋がって増えていきますように。
もちろん、すべての人が2人目を望んでいるわけではなく、また、望んでも叶わないケースもあるかと思います。そんな方にとっての記事もあわせて読んでいただけると幸いです。
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