まだお話の出来ない赤ちゃんとのコミュニケーションとして、手遊び歌はとてもおすすめなのですが、「どんな手遊び歌があるのかわからない」「どんな手遊び歌なら喜ぶの?」というママも多いと思います。
今回は、ヨガインストラクターの私が、実際に100名以上の赤ちゃんにベビーヨガやベビーマッサージを教えてきた中で、人気のあった手遊び歌を紹介するよ!
手遊び歌の効果
手遊び歌は、赤ちゃんの知育や発達に、たくさんの良い影響があると言われています。
親子のコミュニケーション
ママのあたたかい手で、赤ちゃんの体に触れながら遊ぶことで、親子のコミュニケーションをとることが出来て、親子の絆や一体感を感じられます。
赤ちゃんは、ママの優しい声が大好きです。ママの声を聞きながらママの手で触れてもらうことで、愛されていることを実感します。ママにとっても、赤ちゃんの目を見て触れ合うことによって、より一層愛情を感じることができ、リラックスをしたり、母親としての自信にも繋がります。
また、肌と肌が触れ合うことで「オキシトシン」というホルモンが分泌されます。オキシトシンは、幸せな気持ちをもらたしてくれるので「幸せホルモン」とも呼ばれています。この幸せホルモンによって、親子の絆や愛情を深めることができます。
心身の発達
赤ちゃんは、寝ている姿勢のままではどうしても視界が限られていますが、ママが抱っこをしたり、膝の上で手遊び歌をしてあげると、視界の変化がおこります。大人と同じ目線になるだけでも、世界が変わり赤ちゃんにとっては大きな刺激になりますので、周囲への興味や関心が高まります。
また足や手を動かしながら行う手遊び歌は、赤ちゃんの足腰や肩周りの筋肉の発達にも繋がるため、はいはいやお座りをするための準備にも役立ちますよ。
月齢別おすすめ手遊び歌10選
では実際にどんな手遊び歌がおすすめなのか、月齢別にご紹介したいと思います。
動画を参考に載せていますが、私自身が実際に教室で行っている動きとは若干違うものもあります。(そのうち、オリジナル動画を載せたいと思います)あくまでも動き方の一例としてご覧下さい。
生後3ヶ月~5ヶ月頃
ぞうきんの歌
「ラララぞ~うきん」のリズムに合わせて、赤ちゃんの胸や足の付け根をマッサージします。「赤ちゃんをぞうきんに見立てるなんて可哀想!」というネガティブ意見もたまに聞きますが、本当に赤ちゃんを雑巾にして何かを拭くわけではないですし、リズミカルな動きが赤ちゃんは大好きで、笑い声が絶えない人気の手遊び歌です。
きゅうりができた
こちらも、赤ちゃんをきゅうりに見立てて、トントン切ったり、もんだりします。赤ちゃんの下半身を中心に動かすので、足腰の発達にも効果がありますよ。
生後6ヶ月~8ヶ月頃
かえるの歌
「かえるの歌が 聞こえてくるよ」でおなじみのかえるの歌に合わせて、赤ちゃんの足をカエルのようにしてこすりあわせたり、パチパチ叩きあったりして動かします。動きも楽しいのですが、下半身の発達を促すので、ハイハイやずりばいをするための筋肉を作るのにも役立ちますよ。
おふねをこいで
赤ちゃんの足を持って、ママが舟をこぐように動きながら遊びます。足をぶらぶら揺らす動きが、赤ちゃんには新鮮で楽しめますよ。
フランスパン
赤ちゃんのムチムチおててやあんよを、フランスパンに見立てて行う手遊び歌です。最後は「食べちゃうぞ~!パクパクパクパク」と赤ちゃんをくすぐると、赤ちゃんも大喜び!
生後9ヶ月以降
いっぽんばしこちょこちょ
こちょこちょとくすぐる時には殆どの赤ちゃんが声を出して笑ってくれる、人気の手遊び歌です。
あたま、かた、ひざポン
ねんねのときにも出来る手遊び歌ですが、お座りできるようになってからも、より楽しめる手遊び歌です。ママの真似をして、自分で頭を触るようになってくる赤ちゃんもいて、その仕草が可愛いのです。
バスに乗って
ママのお膝に赤ちゃんを乗せて、アクティブに動く手遊び歌。「おかあさんといっしょ」などでもおなじみですね。ママのお膝で赤ちゃんはご機嫌!ママも結構動きますので、いい運動になりますよ。
はじまるよ
「はじまるよ、はじまるよ」の歌い出しではじまるこの歌、子育て支援センターや児童館、保育園などでも使われることの多い手遊び歌です。小さなうちはママが赤ちゃんに触れて行いますが、月齢が大きくなると自分でやるようになり、3~4歳くらいまでかなり長い期間楽しめる手遊びですよ。最後の「手はお膝」の部分は、「手は頭」「手はお顔」と変えたり、「5と5で鳥さんだよ、パタパタパタ~」と変えたほうが赤ちゃん向きになるのでおすすめです!
おわりに
いかがでしたか?他にも手遊び歌は色々ありますが、この10曲はどれも人気があり、生後2ヶ月~2歳くらいまでは楽しめるものが殆どです。月齢別に分けましたが、生後3ヶ月以降であれば、どの手遊び歌でも出来ますので、最初はねんねのまま、月齢が大きくなったら抱っこやお座りで…とバリエーションを変えて楽しむことも出来ます。
もちろん、形通りに完ぺきにやらなくてOK!赤ちゃんのご機嫌や家族構成に合わせてアレンジしたりして、親子の触れ合いをぜひ楽しんで下さいね。
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