赤ちゃんとママの幸せな時間、授乳タイム。可愛い赤ちゃんのお顔を見ながら授乳する時間は、長い子育ての中で、ほんのわずかの期間しか味わえない大切な時間です。
とは言っても、はじめての赤ちゃん、はじめての母乳育児、何かとトラブルはつきものですよね。そんな母乳トラブルについて管理人の実体験も交えてまとめてみました。
乳頭が切れる!裂ける!痛すぎる!!
いわゆる「乳頭裂傷」、「乳頭亀裂」と呼ばれる症状。これ本当に辛いんですよね………。
授乳をはじめた最初の頃になってしまうママが多いかと思います。乳頭が切れたり裂けたりして血が出てくる。
赤ちゃんが咥えただけで痛いし、なんなら服にこすれるだけでも痛い。
痛いけど授乳はしなきゃいけないし、吸われたら焼けるように痛いし、幸せな授乳タイムが、痛みとの戦いなんですよね
ママも赤ちゃんも、はじめての授乳なので、少し慣れてくればだんだんと症状もおさまってきますが、それまでが辛い。
特に新生児期はおっぱいを休ませておく時間もないので、なかなか治らない。ワセリンや馬油を塗ってケアすると、比較的症状が早めに良くなります。
私は馬油を塗ったあと、次の授乳までの間、ラップをして保湿していました。浸透力が高まるのでオススメです!
ちなみに、新生児の慣れない時期だけではなく、赤ちゃんに歯が生えはじめると、噛まれて再び乳頭裂傷になるママもいますので、お気をつけ下さい。
おっぱいの先に白いものが!痛~い白斑!
乳線が詰まることで、おっぱいの先に白いニキビのようなものが出来てしまう白斑。ひどくなると乳腺炎に繋がるので、早めのケアが必要ですが、気付いたときにはもうすでに痛かったり…。
私は3人母乳育児で、3回とも白斑できてしまいました………体質的になりやすい方もいるみたいですね。
赤ちゃんがうまくおっぱいを吸えなくて飲み残しがあったり、片側だけ飲んで終わってしまったり、ママが甘いものや脂っこいものをたくさん食べ過ぎたり…と、白斑が出来る原因は様々ですが、ケアとしては赤ちゃんに吸ってもらうのが一番!
白斑が出来てるほうのおっぱいから飲ませることと、詰まりやすい場所をマッサージしながら飲ませると、比較的楽になりますよ。飲ませる前に、前述のワセリンや馬油を塗って柔らかくしておくのも良いです。
ニキビみたいに潰したくなっちゃう人もいるみたいですが……………潰さないで下さいね!雑菌が入ったら大変です。
痛みだけじゃなく、熱も出る乳腺炎!
そして、本当に辛い乳腺炎。
おっぱいが腫れたり、しこりができたりして痛みを感じます。乳房の痛みだけではなく、ひどくなると発熱や悪寒、倦怠感も感じて、赤ちゃんのお世話もままならないほど辛い症状に。
乳腺炎になったら、自宅で出来るケアとしては
- お風呂やシャワーであたためる
- 赤ちゃんにたくさん授乳する
- しこりのある部分を軽くマッサージ
- 痛みがあるときは授乳後に少し冷やす
- ハーブティーを飲む
- 赤ちゃんと一緒に睡眠をとる
といったところでしょうか。とにかく赤ちゃんに頻繁に飲ませて詰まりをとるのが良いのですが、赤ちゃんがぐっすり眠ってしまって、授乳感覚が空いてしまうこともありますよね。
眠っていると、起こしてまで授乳してくださいとアドバイスされることも多いのですが、眠る子を起こせない母心………。でも飲ませないとまた胸が張って痛い。
私は授乳時間があいてしまった時は、あたたかいシャワーを浴びながら搾乳していました。
ただし、発熱や悪寒などの症状も出てしまっているなら、早めに母乳外来などの専門家に見てもらってケアするのが良いと思います。
母乳育児のトラブルは、初めての育児でたくさんのママが経験します。
赤ちゃんが上手く飲めない、授乳の体勢が悪い、母乳の出が良すぎる、ママの食べ物………と原因は様々ありますが慣れない育児で疲れやストレスが溜まっているというのも、原因のひとつです。
出産という大仕事を終えて、休む間もなく毎日の育児をするママは、想像以上に心と体に負担がかかっています。
慣れない育児に不安を抱えて、休みたくても休めない。産後、ただでさえ弱っている体は、抵抗力も低下しているので乳腺炎の症状も悪化しやくなってしまいます。
育児はなかなか休むことが出来ませんが、赤ちゃんと一緒に眠れるときは少しでも休んで、どうぞストレスを手離して、辛い症状を和らげて下さいね。
卒乳するまでの期間は、ほんの1~2年しかありません。その限られた授乳期間が、幸せな時間となりますように。
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